「2011年2月」の記事一覧

和紙づくり、そのはじめ

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皆の衆、雨じゃのう。
みるみる溶ける雪が、
明日から3月、もう春なんだと言っておるようじゃ。
このまま暖かくなっていけば良いがのう・・・。

今日は和紙づくりの話題じゃ。
先週の水曜日、和紙の里近くのJAで、
和紙の原料の1つである楮(コウゾ)の皮を剥ぐ作業が行われた。

kouzokoki1.jpg ←蒸されるのを待つ楮たち

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↑ 熱々の楮が登場!|いい(美味しそうな)匂いが・・・

晩秋に刈り取られた楮を蒸し、樹皮を剥ぐんじゃ。
この樹皮が和紙の原料となる。
剥ぐ作業は、これが結構おもしろい。

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↑ 皮をちょっとめくって・・・|一気に剥ぐ!!

熱いままの楮は樹皮が簡単に剥がれる。
芯は黄色がかった綺麗な色をしておるし、すべらかなんじゃが、
残念ながらこれは使わない。
大事なのは樹皮じゃ。

kouzokoki6.jpg ← 樹皮の山を前に黙々と作業

今回は同時に、樹皮の最も外側の皮を取り除く作業も行なった。
地味な作業だが、これをしておくと以降が楽になる。
ちなみにこのとき取り除いた皮も、
漉き入れると味わい深い和紙ができるので大事にとっておく。

さらに今回は、カジノキも試験的に蒸してみた。
カジノキは楮ととても似ていて、昔は布の原料になってもいたそうだ。
妙(たえ)と言っての。
万葉集なんかにも「しろたえの~」という枕詞として出てくるアレじゃ。

kouzokoki7.jpg ←カジノキは楮より繊維が若干細いように感じた

皮は最終的には白皮の状態になるまで剥いでいく。
そしてそれを煮て、塵をとって、叩いて、漉いて・・・と続くんじゃ。
だから今回の作業は、和紙づくりの最も初期の作業といえる。
いい和紙ができるよう、祈りを込めて作業されたことだろう。

これらの楮は、すべて地元のもの。
卯立の工芸館で漉く楮の和紙は、全てこれを使う。
ここ和紙の里100%の和紙。
そう思って紙漉を観ると、ちょっとした感動が味わえるはずじゃ。
皆がくるのを待っておるぞ。

和紙を愛することとは?

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皆の衆、2月ももうすぐおわりじゃ。
早いのう。
あれほど積もった雪も、ほとんど消えた。
でも油断大敵じゃ。
来週にはまた雪が降る予報がでておる。

今日は先日の日曜に開催された講演会の報告じゃ。
「民芸運動と和紙」と題した講演会。
たくさんの方々が集まってくださった。

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↑ 講師は杉山享司先生|日本民芸館からお越しいただいた

民芸とは?そして柳宗悦とは?
民芸のイロハの説明後、話はいよいよ和紙との関わりへ。

mingeiundo_3.jpg ←熱心に耳を傾ける参加者の皆

民芸の提唱者、柳宗悦がいかに和紙を愛していたか、
杉山殿の話から、それがガンガン伝わってきて、
わしはとても感動してしまった。
柳は和紙について、こう言ってもいるんじゃ。 
「和紙を愛することは要するに日本の存在をいや美しくする所以ではないか」
素晴らしい言葉じゃ・・・。
これからもわしは和紙を愛していくぞ!

この講演会には、杉山殿の他に日本民芸協会から
外山理事もみえていた。
外山殿は、越前和紙にいたく感動してのう。
わしもとっても嬉しくなった。
何か一緒にしていけたらいいのう。

mingeiundo_4.jpg 
↑ 越前和紙への感動を語る外山殿|左の額は芹沢銈介のもの

展覧会「和紙と民芸」の会期も残りわずかじゃ。
まだの者は是非きておくれ。
待っておるぞ!

民藝運動と和紙

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皆の衆、今日は晴れて青空がきれいじゃのう。
この天気、明日も続くみたいじゃ。
でも花粉も飛び始めたらしい。
晴れ=いい天気とは言いがたい季節になった。

今日は、明日の講演会のお知らせじゃ。
現在、卯立の工芸館では、「和紙と民藝」展が始まっておるが、
その関連事業として、明日、
「民藝運動と和紙」と題した講演会が開かれる。
講師は、日本民藝館学芸部長の杉山先生じゃ。
民藝のスペシャリストのお話を聴ける、またとない機会じゃ。
ぜひ参加しておくれ。

展覧会自体も、展示品の追加もあって、いっそう充実したものになっておる。
期待できるぞ!

mingei_1.jpg  mingei_2.jpg 
↑大凧も登場!|越前焼以外の焼きものも

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↑キュートなモグラの陶器|ただずむワン公の向こうに焼酎甕

講演会のスタートは午後2時から。
民藝初心者にもやさしい講演になるはずじゃ。
楽しみにしていておくれ。
わしも聴きにいこうと思う。
では明日!待っておるぞ。

和紙の里-ものづくりの町

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皆の衆、ゆっくり休んでおるか?
大雪のあとの三連休。
寒波再来に備えて、体力を回復させておかねば!
といっても、せっかくの三連休。
どこかに遊びに行きたくなるのう。
そのときは、もちろん和紙の里じゃ(笑)!

今回は、テレビ放映のお知らせをしよう。
丹南ケーブルテレビの「丹南歴史探訪」という番組に
越前和紙が取り上げられたんじゃ。
「ものづくりの町を歩く」と題して、丹南地域の伝統産業を紹介するこの番組。
越前和紙の放映は2月19日(土)~25日(金)まで。
是非チェックしておくれ。

撮影と取材は既に終了。
越前和紙の里の3つの施設も、ぜんぶ紹介されるはずじゃ。
さらに職人さんのインタビューも。
そのうちのひとりの取材に、わしも連れて行ってもらったぞ。

rekishitanbo1.jpg ←若手職人のひとり、東野さん|わしもチラリと

紙を漉くだけでなく、和紙の雑貨も作っている彼女。
インタビューするなかで、和紙、そしてものづくりに対する想いが伝わってきて、
ジーンと感動してしまった。

rekishitanbo2.jpg  rekishitanbo3.jpg ←作品制作の様子や雑貨も撮影!

rekishitanbo4.jpg ←わしもこっそりかわいい仲間たちにまぎれてみた(笑)

リポーターの女性も、東野さんの想いに感動したようじゃった。
そしてかわいい雑貨たちに、テンションがあがっていたのう。

rekishitanbo5.jpg ←東野さん(左)とリポーターの西村さん(右)とパチリ

この番組、期間は異なるようだが、
福井市や嶺南の方でも放映されるそうじゃ。
放映を観た方は、感想などおくってくれると嬉しいのう。
まあ、わしは取材されていないんじゃが・・・。
待っておるぞ。

くらしのなかの和紙

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皆の衆、風邪はひいておらぬか?
立春は過ぎたといえ、まだまだ寒い。
先週末に積もった雪も少しは低くなったが、まだまだ高い。
くれぐれも体調と交通には気をつけておくれ。

越前和紙の里も、ここ数日は暖かい日が続いて、
少し遠のいていた客足も戻ってきたようじゃ。
それに合わせるように、昨日、
「和紙と民藝 -くらしのなかの和紙-」展が
卯立の工芸館にて始まった。

wahimingei_01.jpg  wahimingei_02.jpg 
↑ 雪に囲まれた工芸館も風情があるぞ!

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↑ 会場の様子|古民家との相性も◎

どのようなものが展示されるか考えてくれたかのう?
身近すぎて、気がつかないものもあるだろう。
例えばこんなものがあるぞ。

wahimingei_04.jpg  wahimingei_05.jpg  wahimingei_06.jpg
↑ 一閑張りやうちわも|お面は人気|扇子も和紙じゃ

今回は和紙の民藝品以外にも、和紙を漉く道具や
地元福井の伝統工芸品なども展示している。

wahimingei_07.jpg  wahimingei_08.jpg ←道具そのものが美しい・・・

wahimingei_09.jpg  wahimingei_10.jpg ←他にも打刃物も展示してあるぞ!

どうじゃ?
わしらは美しいものに囲まれているんじゃ。
それに気付けば、もっとくらしが楽しくなるぞ!

wahimingei_12.jpg ← わしの友達もおった(笑)

会期中、2月20日には講演会も開催される。
民藝についてのやさしい解説もあるから、
民藝初心者もぜひ参加してほしい。
昨今の民藝ブームに乗り遅れるな!
待っておるぞ。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

越前和紙の里のサイトはこちら

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