「2011年7月」の記事一覧

和紙の要、水に感謝

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皆の衆、夏休みを楽しんでおるか?
ただし楽しみすぎるのも問題じゃ。
宿題もしっかりするように。

とはいえ、夏休みはまだまだ序盤。
これから夏祭りのシーズンが始まる。
ここ越前和紙の里では来週末、8月6日(土)に、
「川濯(かわそ)さんまつり」が開催される。
和紙の里通りのせせらぎには、
和紙でできた人形や、野菜でつくられた動物たちが並べられ、
とうろうに火がともる。

そしてそれに合わせて、現在、紙の文化博物館では、
「川濯さんまつり」をテーマにしたパネル展示が行われている。

kamihakuthema_1.jpg ←入ってすぐ右|連鶴のまえじゃ

川濯さんまつりは、もともとは7月30日・31日に開催されていたんじゃ。
旧武生市にある川濯山芳春寺(かわそさん ほうしゅんじ)の祭日と
同じ日だったんじゃがの。
一度途絶えて復活してからは、参加しやすい週末になったんじゃ。
芳春寺の祭りは、今でも7月末に行われているときく。
今日は、旧武生市内の小学校が博物館に見学に来ていたが、
彼らも良く知っているようで、「かわっさん!かわっさん!」と言っていた。
彼らも楽しみにしているようじゃの。

kamihakuthema_2.jpg  kamihakuthema_3.jpg 
↑ 「川濯さんまつり」今昔写真|なつかしむ者もいおるじゃろう

この祭りにはいろんな説や背景があるが、水に関わるものも多い。
紙漉きは、水がないと始まらない。
越前和紙の里の「川濯さんまつり」は、
水に感謝する祭りといって良いじゃろう。

これからも、いい水で、いい紙が漉けますように。

夏祭りシーズン、博物館で「川濯さんまつり」をチェックして、
実際に楽しむのはどうじゃ?
皆が来るのを待っておるぞ。

力作ぞろいの和紙吹き流し

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皆の衆、バテてはおらぬか?
この暑さには参ってしまうのう。
明日はうなぎでも食べて、元気を取り戻さねば!

前回の記事から間があったが、バテていたわけではないぞ。
展覧会の準備で少し忙しくての。
今回は、その展覧会のお知らせじゃ。
ただ今、越前市いまだて芸術館で
「第3回越前和紙七夕吹き流しコンテスト応募作品展」
が開催されておる。

 3fiki_flyer_1.jpg ←展覧会チラシ

出品された作品の数は117。
力作ぞろいじゃ。
応募作品展に先立って、今月12日には審査会も行われた。

shinsa_1.jpg   shinsa_2.jpg   shinsa_3.jpg
↑ 審査の様子|ひとつひとつ、じっくり採点|手元には応募者からのコメントも

shinsa_4.jpg  ←素晴らしい作品ばかりで審査は難航

そして迎えた展覧会当日。
オープニングには越前市の副市長も駆けつけて下さった。

opening_1.jpg  ← 写メる来館者|副市長は吹き流しをチェック中

ちなみに、審査は終えているが賞の発表はまだ。
今月24日(日)まで大賞当てクイズをしているから、ぜひ参加しておくれ。

tenji_1.jpg   tenji_2.jpg   tenji_3.jpg
↑ 見応えじゅうぶん|広島県は筆の里の絵てがみ大賞展も同時開催!

展覧会は今月31日(日)まで。
この日は、11:00から表彰式を行う予定じゃ。
我こそは!と思う参加者の皆は予定をあけておくように(笑)。
待っておるぞ。

まだまだ序盤の和紙づくり

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皆の衆、気付けば今年も残り半年じゃ。
早いのう。
しかしまだ季節は梅雨。
水蒸気をたっぷり含んだ空は、白く、ところどころがグレー。
曇りの空も、やっぱり冬とは違う。

そして梅雨が明ければ夏休み。
夏休みに入ると、地元の小学6年生が卒業証書を漉きにやってくる。
今、和紙の里では、それに使う楮の準備の真っ最中じゃ。

kouzo_1.jpg ←作業は卯立の工芸館で行われる

覚えているだろうか?
今年2月に、楮の樹皮を剥ぐ作業が行われたのを。
→ http://www.echizenwashi.jp/blog/2011/02/
あれから楮の皮は、乾燥されて保存されておったんじゃ。
今回は、それを水に浸けてもどすことから始まる。
もどした樹皮は、冬に剥がし切れなかった最も外側の皮を剥がされる。

kouzo_2.jpg ←道具は昔ながらの包丁

最も外側の皮を剥がすと、緑っぽい甘皮があわられる。
甘皮を剥がさずに残しておくと、パリッとした和紙ができる。
甘皮を剥がすと、ぼってりと白い和紙ができる。
だがら奉書の場合は甘皮を剥がす。
それだけ原料が少なくなるわけだから、製品の価格も高めなのも納得じゃ。

今回は甘皮は残しておいた。
そして再度干す!
この、樹皮を干す光景は、卯立の工芸館の風物詩のひとつじゃ。

kouzo_5.jpg  kouzo_4.jpg 
↑ 来館者も興味深げ|楮の匂いも漂う

kouzo_6.jpg ←既に繊維が見てとれる

日光にさらすと、繊維は白くなる。
言葉を換えると色が褪せる(笑)。
どこまでさらすかは好き好き。
今回は、生成り(きなり)の風合いを残すため、少し短めに。

紙漉きにはたくさんの工程があるが、まだまだ序盤。
どれだけあるかって?
気になる者は、ぜひ越前和紙の里へ!
待っておるぞ。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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