「2012年4月」の記事一覧

広がる和紙の木の葉

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皆の衆、いよいよ明日からGWじゃのう。
全国的に雨は少ないとの予報がでている。
行楽にはぴったりの天気になるだろう。
楽しんでおくれ。

今週に入って一気に気温が上がったが、
それに伴って一気に出てきたものがある。

leaf_1.jpg ←花が終わった三椏

leaf_2.jpg ←葉を広げるエネルギーがみなぎる楮

leaf_3.jpg ←雁皮もやわらかな葉を出した

紙博前に植えられている和紙の原料となる木たち。
彼らが一斉に葉を広げ始めた。
先日の強風で根元から傾いてしまった雁皮も、元気に葉を出してきた。
正直、ホッとしたぞ。

和紙は、この3つの木の樹皮が主な原料になるが、
それ以外の材料で作られるものもある。
その1つが、現在、紙博テーマ展で紹介されている。

thema1_1.jpg ←展示収蔵庫に入ってすぐ左に

今回のテーマは「麻紙」。麻から作られた紙じゃ。
卯立の工芸館で開催中の「おりがみ」展で展示中の連鶴が、
雲肌麻紙で作られていることを受けての企画。
麻紙は、強く、しなやかで、もちろん美しい。
日本画はもとより、おりがみにだって重宝される。

thema1_2.jpg  thema1_3.jpg
↑パネルや図録でわかりやすく紹介している

テーマ展の展示は「おりがみ」展の閉幕と同じ、6月3日までを予定している。
「おりがみ」展で連鶴のスゴさを体感したら、テーマ展へ。
連鶴を支える麻紙の秘密に迫ることができるぞ。
GWの5/3~5には、「神と紙のまつり」も開催される。
木々の葉に負けずに、皆も和紙の里に足を運んでおくれ。
待っておるぞ。

和紙で吹き流し

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皆の衆、花見は済ませたか?
和紙の里は今日は雨。しかも風も強い。
花を散らす風のようじゃ。
しかし、散った後の桜は既に新緑色で、一気に初夏を感じさせる。
今年は、花と葉が一緒に出てきたらしい。

この風、花を散らすととともに、これも揺らしている。

fukinagashi_u.jpg  fukinagashi_k.jpg
↑ 卯立の工芸館前|紙の文化博物館前|その他、周辺施設やお店の店頭にも

お馴染み「吹き流し」じゃ。
そうじゃ、今年も「越前和紙七夕吹き流しコンテスト」が開催されるのじゃ!
すでに募集は始まっている。

fukinagashi_f.jpg ←今年も賞が盛りだくさん!!!

昨年は130ほどのエントリーがあった。
出品された吹き流しはどれも独創的で、審査員をうならせていたぞ。
今年はどんな作品がでてくるのか、もうワクワクしている。

fukinagashi11_1.jpg  fukinagashi11_2.jpg
↑ 出品された吹き流しが全て展示される作品展は圧巻!!(前回の様子)

今回で4回目ということで、少しずつ根づいてきているようじゃ。
嬉しいのう。
和紙の良さを知るには、実際に触れてみるのが一番じゃ。
ひとことに和紙と言っても、(特に越前和紙は)種類が多い。
色、光沢、模様、厚み、肌触り。
1枚1枚に個性があって、見ていて(触れていて)飽きない。
制作中に、紙に見とれて手が進まない、なんて危険もはらむ(笑)。

コンテストのエントリー締切は6月3日(日)まで。
提出はまだ先で、7月9日(月)~12日(木)に、いまだて芸術館に搬入。
時間はたっぷりある。
ぜひエントリーをして、あっと驚く作品を見せてほしい。
ついでに、大賞20万円を狙う(笑)。

卯立の工芸館では、現在、コンテストの関連事業、
「おりがみ」展を開催している。
吹き流し制作のヒントを得ることができるだろう。
エントリーと来館を待っておるぞ。

和紙の里の木々たち

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皆の衆、花見を楽しんでおるか?
ここ和紙の里の桜は、ただいま満開じゃ。
暖かな陽気と美しい桜に誘われてか、
昨日の日曜は、たくさんの方が和紙の里を訪れてくれた。
みな、気持ちよさそうに通りを散策していたぞ。

今日は、そんな和紙の里の美しい桜を紹介しよう。

sakura_1.jpg  sakura_2.jpg
↑ 紙博前の広場にて|これでもかっ!の美しさ

つぼみ状態のものはほぼ無く、しかも花びらは散ってもいない。
まさに満開。
こんな下手な写真でも、綺麗に見えてしまう。
眺めているだけで幸せな気分になるのは、わしだけではないはずじゃ。
まぁ、ここに美味しいものがあればもっと幸せじゃが(笑)。

桜が始まると、終わりを迎えるのが三椏の花。
和紙の里通りの三椏も、濃厚な匂いを放ちつつ終わりを迎えている。
だが、紙博に庭には、こいつから新芽が!

noriutsugi_1.jpg ←緑が美しい

何の木か分かるか?
分かる者はなかなかの通じゃ(笑)。
ヒントは、和紙の原料ではないが、和紙づくりに使うもの。

答えはノリウツギの木じゃ。
ノリウツギは、トロロアオイと同じく「ネリ」の原料となるもの。
ただし、根っこではなく樹皮を使う。
トロロアオイよりも粘りはやさしいが、奉書を漉くにはこの方が良いという。

ちなみに、ノリウツギはアジサイ科じゃ。
アジサイにとてもよく似た花が咲く。
そういえば、出ている新芽もアジサイにそっくりじゃ。

noriutsugi_2.jpg ←葉の裏の葉脈が力強い!

木々の緑も濃くなっていき、これから春から初夏へと移っていく。
あと半月もすればGWも始まる。
GWには、ここ和紙の里では「神と紙のまつり」が開催される。
岡太神社・大瀧神社での神事はもちろん、
和紙の里通りでは、和紙の大掘り出し市など様々なイベントも楽める。
ぜひ遊びに来ておくれ。

しかしまずは、桜を愛でに!
待っておるぞ。

わしも折りたい折紙

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皆の衆、福井にも桜の開花宣言が出されたぞ。
と言っても、ここ和紙の里はまだ咲いておらぬ。
やっぱり少し寒いのかのう。
しかし、つぼみは早く咲きたくてウズウズしてそうじゃ。
今日は雨だが、次の晴れの日には一気に開花するだろう。

今回は、先週末から始まった卯立の工芸館での展覧会、
「おりがみ-正方形がうみだすかたち」を紹介しよう。
この展覧会は、ただいま募集真っ最中の、
「第4回越前和紙七夕吹き流しコンテスト」の関連企画でもある。
吹き流し制作のヒントをここで得ることができるかもしれん。

origami_1.jpg  origami_2.jpg
↑ テーマは竹取物語と京都の祭り|祇園祭の山車!素晴らしい表現力!

単に「おりがみ」といっても奥が深い。
今回、協力をお願いした折紙作家の松原ちえさんは、
「折紙は正方形の芸術」、「単純化されたかたちに美しさを感じる」と
その魅力を語ってくれた。
なるほど、作品を観ると、それがビシビシ伝わってくる。
そして、1枚の紙片は、いわば2次元の世界。
しかし、「折る」という作業は紙に厚みをもたらし、3次元の世界をうみだす。
事前に作品を写真で観ていたのだが、実際に眼にすると全く印象が異なる。
はっきりいって驚いたぞ。

origami_3.jpg ←紙博秘蔵の連鶴も公開!

さらに今回は、人気の連鶴も展示している。
越前の代表的な和紙のひとつ、「雲肌麻紙」を使って制作されたものじゃ。
連鶴を折るのに必要な要素、
大きく、強く、そしてしなやかであることを全て兼ね備えた素晴らしい和紙だ。
この「麻紙」については、開催中の紙博テーマ展「麻紙の魅力」で
詳しく知ることができる。
紙の文化博物館にも足を運んでみておくれ。

そして!!これも人気じゃ!!

origami_4.jpg ←スピード感、ストーリー性が素晴らしい!

折紙を使って制作された、オカダシゲル監督のアニメーション作品、
「One Leg Canyon」じゃ。
これは、昨年開催された「福井映画祭2011」での上映作品でもある。
どうしてここまで折紙で表現できるの?と感じるとともに、
折紙の表現の幅の広さを思い知らされた。

展覧会は、6月3日(日)まで開催しておる。
折紙の奥深さと表現の幅の広さを、ぜひ体感してほしい。
皆がくるのを待って折(お)るぞ!



和紙の里の春

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皆の衆、とうとう新年度が始まったのう。
今日は入学式が挙行される学校も多いじゃろう。
あいにく、ここ越前は寒く、先程はあられも降った。
しかし、季節は春。
張り切っていこう!!

和紙の里の春といえば、やはりこの花の開花から始まる。

mitsumata_1.jpg ←花の周りの細かな毛が暖かそう

和紙の原料のひとつ、三椏の花じゃ。
紙博の三椏が、今年も可憐に咲きだした。
今年の冬は昨年に続き雪が多くて、実は枝が1本折れてしまった。
しかし、木は生きている。
黄色に色づいていく木をみてホッとしたぞ。

ちなみに三椏のすぐ横には、こんな木が。

mitsumata_2.jpg ←こちらも可愛い花をつけている

アセビかと思われる。
正確な情報ではないがの。
解る者がいたら教えておくれ。
しかし、なぜアセビが・・・?
アセビといえば、漢字では馬酔木と書いて、
馬や鹿は、その芽を絶対に食べないと言われる木じゃ。
不思議に思っていたら、最近有力な情報を得た!!

和紙の原料には、三椏の他に、楮というものがある。
もうお馴染みじゃな?
この楮、実は梶(カジ)とヒメコウゾの交配種なんじゃ。
そして、この梶なる木、芽は虫には強いが、鹿には弱い。
鹿が好んで食べてしまうそうじゃ。
昨年末に、「越前和紙を愛する会」が開催した「ロマン講座」で、
講師の河野徳吉先生がおっしゃっていた。
だとすれば!

mitsumata_3.jpg ←三椏&アセビの横には楮がある。

実は、三椏&アセビの横には楮が植えられている。
今は、もう鹿や馬は周辺にはいないがの(笑)。
この楮の健やかな成長を祈って植えられたのかもしれん。
なんだか、謎解きのようで楽しいのう。

三椏の花はまだまだ楽しめる。
ぜひ観に来ておくれ。
卯立の工芸館では明日から、
企画展「おりがみ-正方形がうみだすかたち」も始まる。
こちらにも注目じゃ!!

origami_f.jpg←「おりがみ」チラシ

待っておるぞ。



管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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