「2012年6月」の記事一覧

和紙の原料を求めて

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皆の衆、気持ちの良い風が吹いておるのう。
今年は今のところ、雨は少ない。
とは言うものの、晴れが続いているわけでもない。
雨は少ないが、やはり梅雨なんじゃのう。

そんな気候のなか、先日の24日日曜は、雁皮取りの日じゃった。
この日は晴れ。
総勢10名で、お隣の敦賀市に向かう。
和紙の原料のひとつである雁皮は、この敦賀の山中で採れる。
今年は花が終わってからの採集。
うまく見つけられるかどうか・・・。

gampi_1.jpg 
↑  予想以上に急勾配!(以下写真は和紙職人の青木里菜殿より提供)

登山道入り口で、雁皮の木を確認。
幹は黒っぽく光沢があって、やや細い。
葉は小さめ。ギザギザはない。柔らかな感じ。
しかし!なかなか見つけられない!
特徴が無いのが特徴、という木じゃ。
育てるのも難しければ、見つけるのも難しい。
それでも一度見つけると、次々と雁皮が目に飛び込んでくる。

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↑ 伐りとったらすぐに皮を剥ぐ|剥いだばかりの皮は水分を含んで艶やか

山道からそれてヤブに入り、急斜面を登ったり下りたり。
すぐに汗が噴き出してくる。
それでも雁皮を見つけると嬉しくて、また登ったり下りたり。

gampi_4.jpg ← 卯立の工芸館の風物詩

夕方には卯立の工芸館に戻ってきた。
持ち帰った皮は約8.5キログラム。
干すとおそらく5キロくらいになるだろう。

この雁皮、漉き上げると紙の王と言われる美しい紙できる。
それまでにはまだまだ工程を踏まないといけないがの。
美しい紙を作るには、皆の汗と努力が必要なんじゃ。
雁皮紙をみたら、この光景を思い出しておくれ。

和紙盆栽

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皆の衆、ジメジメしておらぬか?
ここ福井県も梅雨入りし、湿気を含んだ風が吹いておる。
雨は降っていないものの、どことなくスッキリしない天気じゃ。
でもこの湿気を含んだ重い空気も、季節を感じる重要なアイテム。
嫌うだけではいかん。

湿気を含んだ重い空気で季節を感じるものの、
今、卯立の工芸館では、様々な季節の植物たちを見ることができる。
昨日から、「和紙で作った盆栽」展が始まったんじゃ。

bonsai_u_1.jpg ←山野草展が延長されたかのよう

作品総数59点。
春のサクラから冬のスイセンまで、36種類の植物たちが見事に咲き誇っている。
どう見ても実物にしか見えないから、展示室に入るとちょっと戸惑う。
しかし、季節はバラバラだし、香りもない。
和紙の色合いと質感で、実物そっくりに制作された沢山の作品たち。
越前和紙の種類の豊富さを感じることもできる。

bonsai_u_2.jpg ←春夏秋冬が混合した不思議な空間

bonsai_u_3.jpg  bonsai_u_4.jpg ←ザクロとツバキ

先日まで、パピルス館のロビーで少しだけ展示されていたが、
今回は、これでもかっ!というくらいの作品数。
圧倒される。

bonsai_u_5.jpg ←夏の植物、サギソウも

この「和紙で作った盆栽」展は、7月1日(日)まで。
その後、いまだて芸術館で開催される
「第4回越前和紙七夕吹き流しコンテスト応募作品展」(7/14~29)にも
お目見えする予定じゃ。

ジメジメ重い空気に飽きたら、卯立の工芸館へ。
湿気を含まない植物たちが(笑)、様々な季節を感じさせてくれる。
待っておるぞ。



山野草と和紙のハーモニー

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皆の衆、少しずつ暑くなってきたのう。
梅雨入りの声も聞こえ始めた。
緑はいっそう生き生きして、
夏に涼しい木陰を作るため頑張っておるようじゃ。

今日は、そんな緑に関連したお話。
卯立の工芸館で、「山野草と和紙が奏でる日本の美」展が始まったんじゃ。
通称、山野草展。
毎年、ファンが大勢訪れる人気の展覧会じゃ。

sanyasou12_1.jpg←玄関口にも山野草がズラリ

sanyasou12_2.jpg ←毎年使うキャプションに季節すら感じる

展覧会の会場には、和紙をバックに山野草がズラリと並ぶ。
古い紙漉き民家の風情とあいまって、とっても素敵な空間ができていた。

sanyasou12_3.jpg ←障子から差し込む光も美しい

sanyasou12_4.jpg  sanyasou12_5.jpg ←まるで絵画のよう

sanyasou12_6.jpg 
↑ 展示は2階にも!|静かな気持ちになれます

sanyasou12_8.jpg  sanyasou12_9.jpg
↑2階奥には、小さな山野草たちがたくさん|キュート!!

展覧会の会期は短く、次の日曜10日まで。
見逃してはもったいない!
期間中、工芸館横の広場にはテントがたって、山野草の販売もしている。
こちらにもぜひ立ち寄っておくれ。
山野草を眺めて、少しでも涼しい夏を。
皆が来るのを待っておるぞ。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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