「2013年4月」の記事一覧

皆の衆、凍えてはおらぬか?
今日は冬に戻ったような寒さじゃ。
風も冷たくて、出てきた新芽も小さく縮こまっている。

しかし!寒くても春!
今日の話題は、
昨日、岡太神社・大瀧神社で挙行された結婚式についてじゃ。

taki_1.jpg←厳かな雰囲気

新郎は、越前和紙の若手職人のひとり。
紙の神様、川上御前も祝福していることだろう。

taki_2.jpg ←美男美女カップルじゃ!

新郎新婦の美しさも気になるが、こちらも気になる。
神殿外の階段に並ぶ女性たちの姿。
みな、赤い籠を持っているんだが・・・。

taki_3.jpg ←おそろいのスカーフを巻いて

taki_4.jpg ←中身は和紙で折った鶴!

赤い籠の中をのぞくと、和紙で折った鶴がいっぱい。
中には、こんなキュートな鶴も。

taki_5.jpg ←ハートをくわえて

おそろいのスカーフの女性陣は、
主に越前和紙のおかみさんたちで構成される、
「女紙倶楽部」(「めがみくらぶ」と読む!)の方々。
越前和紙を女性パワー(女子力?!)で元気づけようと発足した。
そして今回、手籠の鶴をどうしたかというと・・・

taki_6.jpg ←和紙鶴シャワー!!

新郎新婦に投げかける!!
和紙の里ならではの光景。
集まった人々から、笑顔と歓声があがった。

taki_7.jpg ←お幸せに!

この女紙倶楽部。
これからも、様々なスタイルで越前和紙を盛り上げていくという。
次は何をしかけるか、楽しみじゃのう。
そして瀧殿!結婚おめでとう!
和紙のように強く、あたたかな家庭を築いていくことだろう。
末永くお幸せに!

わしの故郷

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皆の衆、春じゃのう。
ずいぶんと暖かくなった。
桜の季節は終わってしまったが、枝には新芽が見える。
紙博前に生えている和紙の原料の木も、やわらかな芽を出し始めた。
今年も大きく葉を広げてほしい。

さて、今回は、今年度最初の紙博テーマ展の話題じゃ。
今回のテーマは「岡倉天心」。
言わずと知れた、日本美術院の設立者だが、
実は福井と深く関わる人物であることはご存知かな?

tenshin_1.jpg ←決まって展示収蔵庫はいって左

天心の父親は福井藩士。
母親も、もちろん福井出身(三国)。
生まれは横浜であるものの、乳母も福井出身の女性。
しかも、橋本左内の家系にある人物だった。
本人も、故郷は福井と思っていたらしい。
何度も訪れている。

ではなぜ、天心が紙博のテーマ展に登場したか。
今年は、生誕150年、没後100年にあたるのだが、それだけではない!
さっき、ちらりと話題に出した、「日本美術院」。
これは、日本画の研究団体と言えるのだが・・・、
日本画と言えば、和紙、特に、越前の麻紙を取り上げないわけにはいかない!
今回のテーマ展は、天心とつながりの深い日本画家たちにふれながら、
彼らが使った日本画紙を紹介している。

tenshin_2.jpg ←下村観山は「岡大紙」に〈明暗〉を

tenshin_3.jpg ←「岡大紙」は当時最大の日本画紙

日本美術院が開催する「院展」は、来年で再興100年。
院展にとって、福井県は2つの観点から重要な県だと誰かが言っていた。
一つは、創始者、岡倉天心の故郷であること。
そうしてもう一つが、日本画紙の故郷でもあること。
日本画紙の故郷はまさしく、ここ越前和紙の里じゃ。
日本画の心得のある者は、筆をとりながら思い出してほしいのう。
絵具を置く、その白い平面。
その故郷は、今でも越前なんじゃ。
そう思って描くと、紙もきっと応えてくれるぞ。
試しておくれ(笑)。

和紙ごころをくすぐられ

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皆の衆、飛ばされてはおらぬか?
この週末の風雨は、花散らしになってしまった。
でも散った後には、葉が広がる。
明日からは新学期。
葉が広がるように、知識も、身体も、そして人との交流も
どんどん広げていってほしいのう。

和紙の里の新年度は、ちぎり絵展で始まった。
現在、卯立の工芸館では、
「彦坂禮三 和紙ちぎり絵原画展」が開催されている。

hiko_1.jpg  hiko_2.jpg
↑ 様々な風景が表現されている|ちぎり絵?思わず顔を近づける

彦坂殿のちぎり絵は、一見ではちぎり絵だと判らないものが少なくない。
それくらい細かいんじゃ。
来場者が作品に顔をつけるように観ていたが、
その気持ち、すごくよくわかるぞ!

hiko_3.jpg ←越前松島

風景をモチーフとした作品が多く、福井の風景も観ることができる。
上の作品は、荒々しい冬の日本海といったところか。
和紙を使って、白波や岩が上手く表現されている。

hiko_4.jpg ←女性のエプロンは元の和紙の模様

hiko_5.jpg ←川の流れも和紙の模様を利用

そして感心したのが上の作品。
鮎が泳ぐ川の流れを、和紙の元々の模様で表現。
さすが、イラストレーターの肩書きもお持ちの彦坂殿じゃ。
上手い!
わしの和紙ごころをくすぐってくる(笑)。

hiko_6.jpg ←春らしく

また、「デジタルちぎり絵」なるものもあって、
ここにも彦坂殿のイラストレーターの顔が垣間見える。
スキャンした和紙を、
コンピューターのソフトを使って「ちぎって」「張り付ける」もの。
新しいちぎり絵に思わずうなってしまった。

この展覧会は、今月29日(月・祝)まで。
制作のためのスケッチなども紹介されているので、
実際の作品と比較してみるのもおもしろい。
待っておるぞ。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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