「2013年10月」の記事一覧

和紙と写真

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皆の衆、一気に涼しく・・・いや、寒くなったのう。
朝晩は10℃近くまで下がって、暖房がほしくなるくらいじゃ。
しかし昼間は気温も上がって、心地よい気温。
台風27号の影響はまだなく、静かな土曜じゃ。

今回は、越前和紙の里での2つめの写真関連のイベントについて。
現在、紙の文化博物館では、
紙博テーマ展Ⅲ「和紙と写真」が開催されている。

thema3_t.jpg ←今年度3回目のテーマ展

これは、現在開催中の2つの展覧会、
「うつす和紙展」(在NY日本国総領事館、NY)、
「妻夫木聡&上田義彦 写真展」(越前和紙の里 卯立の工芸館)
を受けての展覧会じゃ。

thema3_2.jpg  thema3_3.jpg
↑和紙へのプリント作品も展示

今ブームになっているという、和紙への写真プリント。
問屋さんからも、最近、その手の問い合わせが増えたと聞いている。
とすれば、和紙サイドもそれに応えることが必要だろう。

和紙にプリントした写真作品も展示しているので、じっくり観ていっておくれ。
写真家は2人。
一人は、今年3月に卯立の工芸館で回顧展を行なった、藤井秀樹。
和紙に乳剤を塗布して使うフジイクラフィーという技法で制作された写真は、
柔らかな印象を与えてくれる。
そしてもう一人が、「うつす和紙」の写真家の棚井文雄。
和紙へのインクジェットプリント作品だが、こちらからは厳しい印象をうける。

thema3_4.jpg←写真と似たものといえば・・・?

最後には、写真と共通点が多い版画についても触れている。
版画の方が、和紙との歴史は長いかもしれんのう。
しかし、写真は比較的新しい芸術分野。
和紙との歴史は今からじゃ。

卯立でも和紙にプリント写真展!

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皆の衆、今日はさらに涼しくなったのう。
気持ちよく晴れて、素晴らしい青空が広がっている。
明日は体育の日。
10月10日でなくなっても、晴れの確率は高いようじゃ。

ようやくの秋らしい天気も、あと1、2ヶ月もすれば冬になる。
「うつす和紙」開催中のNYは、もう寒いらしい。
寒さは個人的には歓迎したくないが、紙漉きにとっては大歓迎。
良い紙が漉けるという。
現在、その寒い時期に撮影した紙漉きの写真が、
卯立の工芸館で展示されている。

uedatumabuki_f.jpg ← 「妻夫木聡&上田義彦 写真展」

撮影は、俳優の妻夫木聡。
今年はじめに、写真家の上田義彦氏とともに越前和紙の里を訪れたんじゃ。
「breath」と題されたこのシリーズは、冬の紙漉きの厳しさよりも、
温かさを感じるような、そんな作品たちで構成されている。
妻夫木氏の人柄が表れ出ているのかのう?

uedatsumabuki_2.jpg←ケースのなかでちょっと見づらいが・・・

ちなみに妻夫木氏の写真は、
撮影場所となった岩野平三郎製紙所の和紙にプリントされている。
「うつす和紙」とは異なる、白くて比較的薄い紙じゃ。
柔らかな印象で、温かさが際だつように感じる。

そしてもちろん、妻夫木氏と一緒に来福した上田氏の作品も展示されている。
彼が撮影したのは、冬の日本海。
こちらはそのまま厳しさが伝わってくる。

uedatsumabuki_1.jpg  uedatsumabuki_3.jpg
↑東尋坊の定点撮影44点!!

上田氏の写真集を見たことがある。
それは、「島へ」という写真集じゃった。
三宅島の風景を収めたその写真集は、島人の生活とともに、
火山灰で埋もれた神社や、枯れた木々たちが写りこんでいた。
造花のアップには、島人たちの笑顔に隠れた憂鬱さを感じた。
そのような写真家が捉えた冬の日本海!
もうしばらくしたら、それが実際に見れるようになる。
興味ある者は、ぜひ福井へ。
そして和紙の里によるのも忘れずに。

まずは、卯立の工芸館での写真展へ!
会期は11月4日(月・祝)まで。
待っておるぞ。

うつす和紙 in ニューヨーク

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皆の衆、今年はなかなか暑さが引かぬのう。
いつまでも夏が続いているようじゃ。
それでも暦はもう10月。
今朝は少し涼しくて、ようやく秋を感じることができた。

今日は三連休の初日。
どこか行楽へ出かけている者も多いだろう。
その際に活躍するのが、カメラ。
現在、和紙の里主催で、写真に関する展覧会を3つ開催している。
そのひとつが、アメリカはニューヨークでの、「うつす和紙」展じゃ。

utsusuny_1.jpg ←疾走する街NY!

この展覧会は、昨夏に卯立の工芸館で開催してから3回目。
今年6月に東京(南青山291)での展示を経て、なんと今回はNYへ。
越前和紙の海外展示は実に13年ぶり。
アートの街、NYでの展示は、アートを使うのが常套。
現地在住の写真家・棚井文雄氏の大きな協力のもと、この展覧会が実現した。

utsusuny_2.jpg 
↑入り口には和紙のタペストリー|最奥には棚井氏の作品が見える

場所は、在ニューヨーク日本国総領事館。
日本文化を紹介するギャラリーでの展示じゃ。
主な展示作品は、和紙の里での紙漉きの風景を写したもの。
もちろん、越前和紙そのものも紹介している。

utsusuny_3.jpg ←展示風景

utsusuny_4.jpg ←職人のポートレートとともに和紙を展示

展覧会初日となった10月2日には、JaNet会館で関連イベントも行われた。
約50人もの人が集まったこのイベント。
福井の美味しいものを楽しみながら、
スライドショーやトークで越前和紙の魅力を伝えることができた。

utsusuny_5.jpg ←手にしているのは日本酒!
撮影:森健次

utsusuny_6.jpg ←越前和紙の解説に興味津々
撮影:森健次

utsusuny_7.jpg←職人みずから和紙を語る!
撮影:森健次

期間中は、NYにある紙関連のショップに越前和紙コーナーが解説されるなど、
展覧会の会場以外でも動きがある。
NYの人々の目は、越前和紙をどのように「うつす」のだろうか?
この展覧会は今月22日まで続く。
多くの人の目に越前和紙がうつることを祈る。

和紙の里主催の残り2つの展覧会は、また後日紹介する。
楽しみにしていておくれ。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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