「2014年1月」の記事一覧

わしも自由に字遊する

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皆の衆、今日はセンター試験じゃのう。
ここ越前の天気は晴れ。交通は問題なさそうじゃ。
それでも、受験生は緊張することだろう。

試験ではないが、昨日、越前和紙にもちょっぴり緊張する場面があった。
越前和紙の紙漉き道具を国の重要有形民俗文化財に、との答申を行ったんじゃ。
近く指定を受けるだろう。
越前市文化課の佐藤殿!ご苦労であった!
ちなみに、現在、卯立の工芸館で開催中の展覧会「紙の岡本」では、
紙漉きの道具を一部紹介している。
興味ある者はぜひ足を運んでおくれ。

文化財指定についてはまた報告するとして、
今日は、卯立の工芸館の新商品についての話題じゃ。

jiyucho_1.jpg ←自由帳ならぬ、字遊帖

商品名は「字遊帖」。
楮紙を和綴じにしたミニサイズのノートじゃ。
中はこんな感じ。

jiyucho_3.jpg ←罫線もなく、まっさら

罫線もないので、自由に使える。
和綴じだと、縦書きのイメージがあるが、これは自由。
遊ぶように文字を並べていってほしい。
そういった想いを込めての「字遊帖」じゃ。

jiyucho_2.jpg ←横書きの説明文も

jiyucho_5.jpg ←和綴じの糸も様々|自由に選んで



jiyucho_4.jpg ←ふんわり温かなイメージ

ミニサイズのノートは手になじんで、しかも和紙の温かさを感じることができる。
持ち歩いて粋に使ってほしいのう。
いやいや、どう使うかも自由。
卯立の工芸館の新商品、「字遊帖」。
ぜひ一度手にとってみておくれ。


和紙の里・岡本

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皆の衆、もうすぐ成人の日じゃのう。
いつの間にか、新成人は平成生まれになっている。
まぁ、わしには年齢は関係ないがの。
いちおうこれでも妖精なんじゃ(笑)。

今回は、現在、卯立の工芸館で開催中の展覧会、
「紙の岡本 昭和の越前和紙-発・展・前・夜-」についてじゃ。
漉き初め式とともに始まったこの展覧会は、
昭和初期の五箇(越前市岡本地区)を紹介している。

kamioka_1.jpg ←漉き初めの日に|青い空!

今年は、紙の文化博物館の前々身である越前産紙奨励館を建設した、
越前産紙卸商業組合の結成80年、
さらに、福井鉄道南越線の開業100年にあたる。
この二つは、当時の越前和紙にとっては重要な役割を果たしていたんじゃ。
展覧会で詳しく紹介しているぞ。

kamioka_2.jpg
↑紙漉き道具を展示|昭和時代に考案された道具も

kamioka_3.jpg
↑越前産紙奨励館について|見本帳「花くらべ」第一集は必見!

kamioka_4.jpg
↑南越線は岡本地区の交通の基盤だった

展示を見ていくと、昭和、そして平成へと時代によって
人々の生活スタイルが変わっていくのが分かる。
越前産紙卸商業組合、南越線とも、
いずれもすでに解散、廃線してしまっている。
しかし、変わらないものも。

kamioka_6.jpg  ←紙まつりでの衣装(紙能舞)

例えば、毎年5月に行われる岡太神社の紙まつり。
古来のままに行われるこの祭は、岡本地区の誇りでもある。

kamioka_5.jpg
↑紙まつりの神具|獅子頭は越前市の文化財

会場では、昭和初期の岡本地区を撮影した映像をみることもできる。
そこには、開館当時の奨励館、
岡本新駅で紙の原料や製品を積み降ろしする人々が映っている。
当時を知る者にとっては、とてもとても懐かしい映像じゃ。

展覧会は来月23日(日)まで。
長い歴史をもつ越前和紙だが、ちょっと昔の越前和紙を知ることも重要じゃ。
そして残していくこと。
来館を待っておるぞ


越前和紙のエッセンス

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皆の衆、おめでとう。
今日から仕事始めの者も多いだろう。
希望と期待とともに新年を迎えられているといいのう。

越前和紙の里の2014年は、雪もなく穏やかに迎えることができた。
昨日、卯立の工芸館では恒例の漉き初め式も行われた。

sukizome_1.jpg ←玄関のしめ縄は、楮で!

sukizome_2.jpg ←御神水を漉き舟に注ぐ

sukizome_3.jpg ←護摩焚きも恒例

いつも通り、神事、そして工芸士による紙漉き披露がつづく。
今年も多くの来館者の注目を集めての漉き初めになった。

sukizome_6.jpg  sukizome_5.jpg
↑塵よりと紙出しも重要な作業|紙漉き唄にのせて調子よく

原料を叩くこつこつという音。
ちゃぷちゃぷんと紙漉きの良い音が響く。

sukizome_4.jpg ←報道関係の方も多い

そして工芸士の後は、若手職人による紙漉き披露。
越前和紙の将来を担う若手の紙漉きとあって、こちらにも注目が集まる。

sukizome_7.jpg  sukizome_8.jpg
↑緊張と真剣さが伝わってくる|工芸士が厳しくも温かく見守る

sukizome_9.jpg
↑ 座漉きに挑戦!|後ろでは若手のひとりがインタビュー中

今年は漉き初めの日が日曜日にあたってか、
あるいは雪もなく天気も良かったからか、
地元の方たちだけでなく、一般の来館者も多かった。
嬉しいのう。
5月にある岡太神社の祭りもそうじゃが、こういったイベントに参加すると、
越前の紙づくりのエッセンスのようなものが見えてくる。
越前和紙を体感する絶好の機会なんじゃ。

とは言え、和紙の里では年中越前和紙を伝えているぞ。
現在開催中の展覧会もそうじゃ。
こちらはまた次回に。
今年もよろしくお願い申す。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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