「2014年10月」の記事一覧

文化の秋の和紙の里

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皆の衆、一気に寒くなってきたのう。
朝夕の寒暖差が激しくなって、体調を崩してしまいそうじゃ。
気を付けないといけないのう。

とは言うものの、秋と言えば「文化の秋」。
楽しい季節じゃ。
今朝、卯立の工芸館から、「新作が届いた!」との連絡が。
以前もこのブログに登場した、
一水さん(→http://www.echizenwashi.jp/blog/2014/05/post-168.html)の新作。
さっそく観にいった。

aki_1.jpg ←アケビがモチーフ

秋らしい色づかい。
墨のにじみが美しい。
しばらくは、工芸館のレジ下に展示されているはずじゃ。
ぜひ観にきておくれ。

さらに!
現在、パピルス館では、絵はがきの展示も行われている。

aki_3.jpg ←パピルス館入口

娘が母親に送り続けた絵はがき。
日常の風景のなかに、母親を気遣う想いが込められておる。

aki_4.jpg ←台紙も越前和紙で手作り

aki_6.jpg 
aki_7.jpg
↑ 秋の味覚に目がいってしまうのは、わしだけか?

展示を見て、パピルス館ではがきを漉いて、
そして絵を描き、言葉を添えて、大事な人に送る。
どうじゃ?
ちょっと恥ずかしいなと思うことでも、秋ならできそうな気がするぞ。

卯立の工芸館からの帰り道、和紙の里通りを歩くと、
植物たちも負けずに、「文化の秋」を楽しんでいるような印象を受けた。

aki_2.jpg aki_8.jpg
↑ 菊とムラサキシキブ|どちらも越前市に関係の深い植物じゃ。

競うように美しい花や実をつける植物たち。
今まさに、和紙の里は「文化の秋」真っ盛りじゃ。
今週末は、穏やかな天気の予報。
文化の秋の和紙の里を堪能しに来ておくれ。
待っておるぞ。



小さい和紙

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皆の衆、台風が近づいて来ておるの。
毎週末の台風到来。
ひとりひとりが気を付けて、被害は最小限に抑えたい。
注意しておくれ。

ここ越前は、陽も差して、まだ台風の影響は少ないようだ。
しかしそよぐ風が、到来の気配を感じさせる。
色づいた落ち葉が、はらはらと舞っている。

cobochan_1.jpg ←日に日に色づく樹々たち

それでも気になって、外の様子をうかがいに行くと、あるものを発見!
これで秋を感じる者は、相当の和紙通である。

cobochan_2.jpg ←背景の山も色づき始めている

何か分かるかのぅ?
答えは三椏のつぼみじゃ。
三椏は秋につぼみを付けて、そのまま冬を越し、春に花を咲かせる。
つぼみを付け始めたということは、越冬の準備を始めたということじゃ。
なんだか気が早いが、あっという間に冬は来る。

三椏のつぼみを見ていたら、先日の読売新聞を思い出した。
植木まさしさんが描いている「コボちゃん」という4コマ漫画じゃ。
おじいちゃんが、和紙の店をのぞくコマから始まる。

cobochan_5.jpg 
←読売新聞(2014年9月20日)

お札も和紙であることを伝えるこの漫画。
お札は身近なものであるが、素材を気にする者は少ない。
遠足などで来館する子どもたちと話していても、
お札と紙があまり結びついていない気がする。
「お札」を「紙のお金」と言い換えると、「あぁ~」といって納得する。

そして、このお札。
原料には、実は三椏が使われているんじゃ。
もちろん、他にもマニラ麻なども含まれているがの。
お札は印刷されている。
三椏は、表面がすべらかで、印刷するのに都合が良い紙ができるんじゃ。

cobochan_3.jpg ←紙博でのお札の展示

いずれにせよ、コボちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんは、
お札のことをよく知っている。
お札を和紙として考えて、物々交換をしてきたように話す。
わしには、ここが一番おもしろく感じられた。
小さな和紙2枚を、大きな和紙数枚と交換する。
普通なら、そんなことができるのか?と思うだろう。
そこがお札の偉力(国の力じゃ)であり魅力なんじゃな。
お札を手にしたら、和紙だと思ってみよう。
皆なら、いくらの値をつけるだろうか?
ちなみに、日本のお札は、外国のお札と比べても非常に優秀じゃ。
なにせ、和紙だからの(笑)。




管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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