「2015年10月」の記事一覧

染まる和紙

| トラックバック(0)

皆の衆、日に日に秋めいてきたのう。

秋と言えば食欲の...いやいや、芸術の秋。

卯立の工芸館で新しい展示が始まっておるぞ。

今回の展示は北海道は旭川市在住のアーティスト、大久保友記乃(おおくぼ・ゆきの)さんの個展じゃ。

RIMG3097.jpg  RIMG3102.jpg

なぜ北海道のアーティストの個展を卯立の工芸館で開いたかというと、友記乃さんは越前奉書の重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝の岩野市兵衛さんの和紙を素材として創作活動を行っておるのじゃ。

出会いの物語はぜひ会場でお聞き頂きたいので省くが、偶然の出会いが縁となって遠い北海道の友記乃さんとこの五箇の市兵衛さんをつないだのじゃな。

そして独特の色彩感覚をもつ友記乃さんの作品に感動した市兵衛さんが友記乃さんに自らの和紙を送るようになり、今回の作品たちができあがった。

「和紙折染(わしおりぞめ)」という言葉も市兵衛さんが考えたのだそうじゃ。

和紙を折りたたみ、指や糸で押さえて染めることで生み出される様々な文様は、まさに友記乃さんの目を通して見た世界のようで、とても不思議で美しい。

DSC_4669.jpg 市兵衛さんも見に来てくれた

ちなみに友記乃さんと市兵衛さんの出会いを取りもった猫の作品も会場のどこかに展示しておる。だるまのイチオシ作品じゃ。

友記乃さんは和紙折染の他に油彩や水彩、七宝焼なども手がけるが、今回は市兵衛さんの和紙による作品を中心に全19点を展示している。そのうち12点は今年の新作じゃ。

会場ではポストカードやボールペンなどのグッズの販売も行っておるし、会期中には展示替えも予定されている。

友記乃さんも10月31日から11月7日は在廊予定じゃ。

 

「友記乃の不思議な世界2015」卯立の工芸館にて、11月23日まで開催中じゃ。

通常の火曜日は休館だが、祝日の11月3日は開館しておるぞ。

友記乃さんと市兵衛さんのコラボレーションが生み出した不思議な色の世界をぜひ直に感じに来てほしい。

待っておるぞ。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

越前和紙の里のサイトはこちら

最近の記事

和紙の里写真リスト

最近のコメント