「和紙の里を支える人々」カテゴリー一覧

越前和紙in東京

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皆の衆、またまた寒いのう。
和紙の里は再びの雪景色じゃ。

今日はそんな雪の和紙の里から少し暖かな東京へ、
日本橋は小津和紙ギャラリーさんで開催された特別展
「日本画の紙を極める~越前和紙が創り出す日本画の粋~」のお話じゃ。
日本画といえば岩野平三郎!ということで、さる2月11日
一人娘の岩野麻貴子さんが父、三代目岩野平三郎の素顔を語る
ギャラリートークが行われた。
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途中には初代から三代目までの平三郎殿をすべてご存知の
河野徳吉先生にもマイクが渡り、
三代目のみならず、紙漉きに専心する
岩野一家と、工房の人々の素の姿が語られた。
皆が一丸となって取り組むからこその平三郎製紙所の和紙であることと
改めて感じいった次第じゃ。
トークの内容はいずれきちんとまとめて紹介せねばならんのう。
まずはトーク後の記念撮影にて。

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岩野麻貴子殿(左)と司会を務めてくださった石川製紙の石川靖代殿。
いずれも越前和紙にかかせぬ宝のお二人じゃ!

越前和紙inオランダ

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皆の衆、冬が近づいてきたの。
冬のしたくは滞りなく終わったかな。
さて今日はそんな越前から季節がさらに一歩進んだオランダへ、
越前和紙の職人衆と出張のお話じゃ。

10月23日(日)、オランダはアムステルフェーン市にて行われた
「ジャパンフェスティバル2016」で越前和紙の職人衆が
紙漉きのワークショップを行ったのじゃ。
IMG_5071.JPG この中では和太鼓の演奏やアニメのコスプレショーが...

越前和紙のブースでは、溜め漉きという方法で、オリジナルのポストカードを作る。
オランダでも大人気じゃ。
お子さんだけでなく大人の方も挑戦してくれた。
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なんと、12時から17時までの5時間で130人もの人が体験をしてくれたのじゃ。

IMG_5204.JPG ワークショップの後はレンブラントハイス美術館を表敬訪問。

IMG_5041.JPG レンブラントとわし(ここはアムステルダム国立美術館)


出張わしだるま*金沢~奈良編

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皆の衆、いよいよわしだるまも県外進出。
というわけで今回は出張編じゃ。

まずは6月17日(金)、石川県産業展示館にて行われた
「第45回 金沢ペーパーショウ」
石川県を中心に北陸および東京の商社が出店する紙の祭典じゃな。
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我らが福井県和紙工業協同組合のブース、
組合員さんそれぞれ展示に工夫をこらしておる。
越前和紙は素材としての和紙が主な産品、ここから新たな展開に結びつくと製品になるのじゃ。

続く6月18日(土)は、奈良国立博物館の特別陳列
「和紙-近代和紙の誕生-」展と座談会。
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高知県の吉井源太翁(地元の人は敬意をこめてこう呼ぶとのこと)の業績が紹介されておった。
確かに吉井翁はすばらしい御仁じゃが越前とて捨てたものではないはず。
ただ少々奥ゆかしいのじゃ・・・
埋もれた歴史の調査とまとめ、そして発信がこれからの課題。

和紙の里の新年

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皆の衆、まだまだ寒い日・雪の日が続くようじゃが、体調を崩したりしておらんか??
今回は、前回のブログでも少しふれた「漉き始め式」について書こうと思う。

IMG_4015.jpg       IMG_3941-1.jpg
     ↑                       ↑
新年を迎えたという気分になるのう      「川上御前」を祀る神棚
                               
IMG_3956.jpg  ←御神水を漉き舟に注ぐ

IMG_3967.jpg  ←護摩焚きも恒例

神事、工芸士による紙漉き披露がいつも通り執り行われていく。

IMG_3945.jpg   IMG_3995.jpg
        ↑              ↑
      塵選り・紙出し・叩解も和紙作りには重要な作業!!

IMG_3983.jpg 工芸士による紙漉き

IMG_3986.jpg 紙漉き唄が心地よく響く中での紙漉き

IMG_3990.jpg 和紙作りに対する真剣な眼差し

IMG_4011.jpg 漉き始め式の時は座漉きも間近で見ることができる

多くの来館者・報道関係の方が見守る中、若手職人による紙漉きも行われる。
IMG_4000.jpg   IMG_4001.jpg
今後の越前和紙を担う若手職人にも期待!!

今年は昨年以上の来館者が見守る中での漉き始め式となった。
嬉しいのう。
守り継がれる伝統とは素晴らしいものだと改めて感じられる式となったのう。

今年も和紙の里では年中越前和紙を伝えていくぞ。

和紙で便りを

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皆の衆、一気に涼しくなってきたのう。
昨年は、ようやく夏が終わったと思ったらすぐに冬が来て、秋は短かった。
今年は、今、まさに秋!
なんだか旅に出たくなるのう。

kokudasuda.jpg ←須田剋太展ちらし

今日は、再び卯立の工芸館で開催中の「須田剋太展」の話題じゃ。
コレクションを公開いただいたN氏は、とてもとても協力的で、
次々と素晴らしい資料を持ってきて下さる。
昨日、「須田はんからのはがきが出てきた」といって来館された。

kokuta_l_1.jpg ←力強く味のある文字

須田がN氏を初めて訪れるときに書かれたものじゃ。
右のはがきは、

「五月中に行こうと思っていましたが、風邪を引いたりして、
とにかく六月の月になり次第行きます。」

と、早くN氏に会いたいという想いが伝わってくる。
左のはがきもしかり。

「後時間も余りないので、一度トニカク貴家を訪問します。
(中略)では六月二日か三日 ― とにかく電報朝打ちます。」

実際にN氏を訪れたのは、6月4日。
ちゃんと電報を打って訪れた。
几帳面な男だったとN氏は笑う。

kokuta_l_2.jpg ←官製はがきに歴史を感じる

宛名面をみると、5円と200円の2種類のはがきであることが分かる。
200円の方は速達らしい。
書かれたのは、N氏訪問4日前。
ちなみに、5円の方は訪問10日ほど前。
一週間に2枚も手紙を送っておる。
本当に几帳面な男だったようじゃ。

最近では、eメールがほとんどで、はがきや手紙を書くことは少なくなった。
しかし、文字は人なりとも言うように、手書きの便りは送付者の気持ちがこもる。
なにより、物体として手に触れられるのが大きい。
そしてそれは紙だ。
紙は、文字とともに人の想いを運ぶ。
秋の夜長、久しぶりに手紙を書いてみるのはどうじゃ?
紙はもちろん、越前和紙。
ただし、千年後に読まれる可能性があることもお忘れなく。


世界最大の和紙

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皆の衆、今朝も気持ちよく晴れているのう。
この後、気温はぐんぐん上がって、今日は夏日になるらしい。
エル・ニーニョの発生がニュースになったが、
今はこの晴天を楽しんでおくれ。

昨日の和紙の里は涼しかったが、夏日に負けないくらい暑い(熱い!)
出来事があったことを知っている者は多いだろう。
昨日、越前で、世界最大の手漉き和紙が作られたんじゃ。

taishi_1.jpg ←長さ10m以上!

製紙にあたった上山製紙所は、平成元年にも7.1m×4.3mの紙を漉いた。
「平成大紙」と名付けられたその紙は、昨日までは世界最大の手漉き和紙だった。
今回は、それを上回るサイズ。
幅は下回るものの、長さは10m以上で、「平成長尺大紙」と命名された。

完成した紙は、人気漫画家の井上雄彦殿が絵筆を振るうことになる。
井上殿も紙漉きに参加していたぞ。

taishi_2.jpg ←真剣な表情

taishi_5.jpg ←漉きあげた紙に満足気な井上殿

taishi_3.jpg ←な、ながい・・・

原料は楮100%。
丈夫な紙となるはずじゃ。
ここに井上殿はスペインの建築家、ガウディの世界観を描き込むという。
奇しくも、紙の文化博物館にある「平成大紙」には、
スペインはバルセロナの街が描かれている。
その中には、ガウディが設計したサグラダ・ファミリアも描かれている。
偶然?!

taishi_4.jpg ←どんな絵が描かれるのだろう

この紙漉きの準備期間は約2ヶ月。
短期間で、道具や原料を揃えたのだ。
越前の職人の力を感じるのう。
画家たちの求めに応じた和紙をつくってきた越前。
その熱い心意気を改めて感じた紙漉きじゃった。

和紙の里の文化人

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皆の衆、新緑が気持ちいいのう。
今日の越前は文字通りの五月晴れ。
気温もあがって、初夏の雰囲気すら漂う。

新緑や初夏という言葉からは、
何か新しいことやものがイメージされる。
実は、越前和紙の里で最近、新調されたものがある。

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↑ 卯立の工芸館の「越前紙漉図説」パネル!

卯立の工芸館に設置してあった、
「越前紙漉図説」のパネルを新しく作製したんじゃ。
「越前紙漉図説」は、明治5年に小林忠蔵が制作した越前和紙の工程図じゃ。
彼は、ここ五箇の豪商で、紙に関しては特に詳しかったという。

今までも同じようにパネルを掲示していたが、掲示して10数年。
さすがに汚れが目立ってきたので、今回新調した。

zusetsu_2.jpg  zusetsu_2_r.jpg
↑ 当時の紙づくりの様子が伝わる|卯立の工芸館では、それを再現している

zusetsu_3.jpg  zusetsu_3_r.jpg
↑原料を叩く(叩解)

zusetsu_4.jpg  zusetsu_4_r.jpg
↑選る(塵より)

元々の図説はもちろん線描のみ。
それに色を付けてもらったんじゃ。
前回のパネルと比べると、力強く若々しい感じがする。
着色してくれたのは、地元の粋な俳画人。
実は数年前まで紙に関わる仕事をされていた方じゃ。

zusetsu_k.jpg ←レジの下に注目。

雅号は「一水」という。
卯立の工芸館の受付ブースに、彼の作品を観ることができるぞ。
作品は、季節によって掛け替えられる。
工芸館に寄った際には、こちらにも注目しておくれ。
紙に関わる者には、文化人が多いというのは、わしの勘。
しかし、当たらずとも遠からず。
紙は文化を支えているのだから。
和紙の里にも、もちろん多い。
またここでも紹介することにしよう。

和紙のかあどいれ

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皆の衆、うとうとしておらぬか?
今日はとても暖かく、本格的な春の到来といった感じじゃ。
今週末には彼岸も控えている。
和紙の里の三椏の花も咲き始めているぞ。

今回は、越前和紙を使ったある商品の紹介じゃ。

hiroya_1.jpg ←かあどいれ

名刺入れ(カードいれ?)じゃ。
実はこれ、先日紹介したNYでの「JART展」でお世話になった方に
お礼として贈らせてもらったものなんじゃ。
越前和紙にある、山次製紙所の商品。
http://www.shokokai.or.jp/18/183811S0440/
この製紙所しか製造できない「うきかみ」という紙を使っている。
写真では分かりにくいかも知れないが、
模様の部分が浮き上がっている特殊な紙じゃ。

協力いただいたのは、10月のNYでもお馴染みのこの方。

utsusuny_7.jpg ←山下寛也殿!

新しい紙の制作にも意欲的な若手の職人さんじゃ。
協力に感謝する!

hiroya_2.jpg ←赤が印象的な一品

ビビットな配色。しかしさりげなく和紙。
若い女性に贈っても喜ばれるだろう。
これから新生活シーズンが始まる。
贈り物に、越前和紙の名刺入れはどうじゃ?
ぜひチェックしてみておくれ。


飛躍の越前和紙

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皆の衆、掃除は進んでおるか?
今日は、雪や雨がならぶ天気予報に、
ぽっかり浮かんだ晴れの一日。
新年まであと一週間。
やり残しのないように過ごしたいものじゃ。

今年の越前和紙は文字通り、飛躍の一年になった。
和紙組合は80周年を迎え、
そして、約20年ぶりの海を越えての和紙展示を行なった。
先日、地元のFM局で、そのことを話す機会があった。

utsusufm_2.jpg 
↑パーソナリティーの藤田氏(右・キュート!)と、和紙職人の山下氏(左)

utsusufm_1.jpg ←わしも(笑)!!

話は主に、10月にNYで行った「うつす和紙」展について。
NYでの反応、受けた印象などを話す。
出品した山下殿には、どのように作品を創っていったのか、
打合せ時にも突っ込んだ質問がされていたのう。
氏の作品は、パリでも展示、販売されているそうじゃ。

utsusuny_7.jpg ←NYでの山下氏

展示に至った経緯も尋ねられたが、長くなる答えにわし自身が驚いた(笑)。
NY展は、卯立の工芸館展、そして東京展につづき3回目。
この間、様々な人と出会い、多くの助けを受け、
展覧会自体が成長していった。
皆に感謝するとともに、続けることの大切さを実感する日々じゃった。

utsusufm_3.jpg
↑ 笑顔でパチリ!彼らも感謝すべき人たちじゃ

よって、NY展もこれで終わりではない!
気になる者は、放送をチェック!
放送は大晦日31日の9時からじゃ(FM福井)。

聞き逃せませんぞ。


皆の衆、凍えてはおらぬか?
今日は冬に戻ったような寒さじゃ。
風も冷たくて、出てきた新芽も小さく縮こまっている。

しかし!寒くても春!
今日の話題は、
昨日、岡太神社・大瀧神社で挙行された結婚式についてじゃ。

taki_1.jpg←厳かな雰囲気

新郎は、越前和紙の若手職人のひとり。
紙の神様、川上御前も祝福していることだろう。

taki_2.jpg ←美男美女カップルじゃ!

新郎新婦の美しさも気になるが、こちらも気になる。
神殿外の階段に並ぶ女性たちの姿。
みな、赤い籠を持っているんだが・・・。

taki_3.jpg ←おそろいのスカーフを巻いて

taki_4.jpg ←中身は和紙で折った鶴!

赤い籠の中をのぞくと、和紙で折った鶴がいっぱい。
中には、こんなキュートな鶴も。

taki_5.jpg ←ハートをくわえて

おそろいのスカーフの女性陣は、
主に越前和紙のおかみさんたちで構成される、
「女紙倶楽部」(「めがみくらぶ」と読む!)の方々。
越前和紙を女性パワー(女子力?!)で元気づけようと発足した。
そして今回、手籠の鶴をどうしたかというと・・・

taki_6.jpg ←和紙鶴シャワー!!

新郎新婦に投げかける!!
和紙の里ならではの光景。
集まった人々から、笑顔と歓声があがった。

taki_7.jpg ←お幸せに!

この女紙倶楽部。
これからも、様々なスタイルで越前和紙を盛り上げていくという。
次は何をしかけるか、楽しみじゃのう。
そして瀧殿!結婚おめでとう!
和紙のように強く、あたたかな家庭を築いていくことだろう。
末永くお幸せに!


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

越前和紙の里のサイトはこちら

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