「和紙の里の四季」カテゴリー一覧

和紙と押し花~千年の森の春たより

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皆の衆、明日は大寒。
1年の中で寒さがもっとも厳しくなる時期じゃ。
週末からまた雪の予報も出ておる。
寒くなるのう。

さて今日はそんな冬景色の中でひときわ鮮やかな、
「八ッ杉の山野草教室展~和紙と押し花」展のお話じゃ。
八ツ杉千年の森からやってきた押し花とネイチャースケッチの作品たちが
ここ越前和紙の里は卯立の工芸館で満開になっておるのじゃ。
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八ツ杉森林学習センターの山野草教室と
ネイチャースケッチの教室で制作された力作たちが、
和紙の里にひとあし早い春をつれてきてくれた。
展示している押し花は、花の色をそのまま残す特別な技をほどこしているそうで、
生花そのままの鮮やかな色を留めて大変美しい。
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自然を観察してありのままを写すネイチャースケッチとあいまって、
八ツ杉千年の森がそのまま卯立の工芸館にやってきたようじゃ。

大寒の寒さも忘れる「八ッ杉の山野草教室展~和紙と押し花」
1月29日(日)まで卯立の工芸館で開催中じゃ。
和紙の里で待っておるぞ。

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八ツ杉の山野草教室展~和紙と押し花
会  期 平成29年1月14日(土)~1月29日(日)
開館時間 午前9時~午後4時
休 館 日 火曜日
入 館 料 大人200円(150円)、小中生100円(50円)
     ※( )内団体[15名以上]料金


和紙の里の仕事始め

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皆の衆、あけましておめでとう。
今年は暖かい正月じゃったな。
そして今日、1月5日は和紙の里の「漉き初め」。
冬の越前には珍しく好天に恵まれての漉き初め式が行われた。
IMG_5989.JPG 卯立の工芸館にお祀りする川上御前にお祈りし

IMG_5998.JPG 御神水を漉き舟に注ぐ
一年の無事と紙漉きの発展を祈り和紙の里で連綿と続けられてきた神事が
今年も無事執り行われたのじゃ。

神事の後は心新たに、工芸士による紙漉き披露が行われる。
IMG_6024.JPG 紙漉き唄に合わせて今年初めての紙が漉かれた
今年も良き年になりますように。

皆の衆、毎日暑いのう。

今日はそんな暑い夏にぴったりの祭りのお話じゃ。

 

古くからある紙漉きの里、大滝地区では毎年「かわそさんまつり」を行っておった。

紙漉きに不可欠な川の水への感謝の気持ちと、いつまでも清らかな流れであってほしいという願いをこめて、和紙で作った人形や野菜で作った動物、万灯(まんとう)を川べりに並べるお祭りじゃ。

祭りの夜には夕涼みがてらあちこちを見て回ったり、子どもたちはロウソクの火で花火をしたりとそれは楽しいお祭りじゃった。

この和紙の里ならではのお祭りは大滝の河川改修で一度途絶えてしまったが、2002年から和紙の里通りのせせらぎ沿いで復活した。

今年のかわそさんまつりは8月1日。

せせらぎには昔のままに人形や動物が飾られ、夜には灯ろう流しも行われた。

ブログRIMG2738.jpg  ブログRIMG2740.jpg  ブログRIMG2775.jpg

万灯に火が入った和紙の里通りは幻想的でとても美しい。

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同時に開催された和紙の里夏まつりの屋台で買った焼き鳥とビールを手にそぞろ歩く...これもまた夏の夜の楽しみじゃな。

夜の和紙の里通りがにぎやかになった1日じゃった。

ほんわか和紙ひつじ

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皆の衆、まだまだ寒い日が続いておるのう・・・

越前和紙の里も、お正月に降り積もった雪はだいぶん解けてはきたが、通りにはまだまだ積雪が残っておる。

IMG_4067.jpg  *足下に気を付けて散策を楽しんでおくれ


そんな『和紙の里通り』中ほどにある『あずまや』には、昨年に引き続き、和紙干支作品が
お目見えした。

IMG_4064.jpg  今年もあずまやの展示作品に要注目!!

今年は未年!ということで・・・

IMG_4061.jpg  くすだまに彩られた中に

IMG_4063.jpg  ひつじの親子が登場

ひつじは、ふわふわ・もこもこっと暖かそうなイメージがあるが、和紙のもつあたたかみと和紙の模様で、そのふわふわ・もこもこのイメージを表現した作品じゃ。

まだまだ寒い毎日、そんな中、和紙ひつじを見ながらほっと一息。
しばらくは展示を続ける予定なので、機会をみつけて是非!!

文化の秋の和紙の里

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皆の衆、一気に寒くなってきたのう。
朝夕の寒暖差が激しくなって、体調を崩してしまいそうじゃ。
気を付けないといけないのう。

とは言うものの、秋と言えば「文化の秋」。
楽しい季節じゃ。
今朝、卯立の工芸館から、「新作が届いた!」との連絡が。
以前もこのブログに登場した、
一水さん(→http://www.echizenwashi.jp/blog/2014/05/post-168.html)の新作。
さっそく観にいった。

aki_1.jpg ←アケビがモチーフ

秋らしい色づかい。
墨のにじみが美しい。
しばらくは、工芸館のレジ下に展示されているはずじゃ。
ぜひ観にきておくれ。

さらに!
現在、パピルス館では、絵はがきの展示も行われている。

aki_3.jpg ←パピルス館入口

娘が母親に送り続けた絵はがき。
日常の風景のなかに、母親を気遣う想いが込められておる。

aki_4.jpg ←台紙も越前和紙で手作り

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↑ 秋の味覚に目がいってしまうのは、わしだけか?

展示を見て、パピルス館ではがきを漉いて、
そして絵を描き、言葉を添えて、大事な人に送る。
どうじゃ?
ちょっと恥ずかしいなと思うことでも、秋ならできそうな気がするぞ。

卯立の工芸館からの帰り道、和紙の里通りを歩くと、
植物たちも負けずに、「文化の秋」を楽しんでいるような印象を受けた。

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↑ 菊とムラサキシキブ|どちらも越前市に関係の深い植物じゃ。

競うように美しい花や実をつける植物たち。
今まさに、和紙の里は「文化の秋」真っ盛りじゃ。
今週末は、穏やかな天気の予報。
文化の秋の和紙の里を堪能しに来ておくれ。
待っておるぞ。



わしも感謝

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皆の衆、夏バテはしておらぬか?
ここ越前は、真夏日続きじゃ。
今週は雨の日も多いが、暑さはそのまま。
空気は重く熱い。

そんな越前も、さすがに夜は少し涼しい。
先週の土曜には、和紙の里では恒例の祭りも開催された。
地域の夏祭りとともに開かれる「河濯(かわそ)さん祭り」じゃ。

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↑和紙の里通りのせせらぎに、笹飾りや吹き流しを飾る

水の神様に感謝するこの祭り。
一度は途絶えたものの、数年前から和紙の里通りで復活した。

kawasosan_4.jpg ←スイカで作られたのはアンパンマン!!
kawasosan_5.jpg ←凝った和紙人形も

野菜でつくった動物や、和紙人形を水辺に飾る。
そして夜にはロウソクに火を灯す。

kawasosan_6.jpg kawasosan_8.jpg←灯籠や吹き流しにも火が入る
kawasosan_7.jpg kawasosan_9.jpg ←そして夜は更けていく

復活して何年になるのだろう。
今年は梅雨は長引いたもの、水による被害はなかった。
今年も紙漉きができることに感謝して、最後に火を消した。

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↑水は、そこここにある紙漉き人生を支えてきた

もうすぐお盆。
一足先に、いろんなものへの感謝の気持ちが湧いてきた。


越前和紙のエッセンス

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皆の衆、おめでとう。
今日から仕事始めの者も多いだろう。
希望と期待とともに新年を迎えられているといいのう。

越前和紙の里の2014年は、雪もなく穏やかに迎えることができた。
昨日、卯立の工芸館では恒例の漉き初め式も行われた。

sukizome_1.jpg ←玄関のしめ縄は、楮で!

sukizome_2.jpg ←御神水を漉き舟に注ぐ

sukizome_3.jpg ←護摩焚きも恒例

いつも通り、神事、そして工芸士による紙漉き披露がつづく。
今年も多くの来館者の注目を集めての漉き初めになった。

sukizome_6.jpg  sukizome_5.jpg
↑塵よりと紙出しも重要な作業|紙漉き唄にのせて調子よく

原料を叩くこつこつという音。
ちゃぷちゃぷんと紙漉きの良い音が響く。

sukizome_4.jpg ←報道関係の方も多い

そして工芸士の後は、若手職人による紙漉き披露。
越前和紙の将来を担う若手の紙漉きとあって、こちらにも注目が集まる。

sukizome_7.jpg  sukizome_8.jpg
↑緊張と真剣さが伝わってくる|工芸士が厳しくも温かく見守る

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↑ 座漉きに挑戦!|後ろでは若手のひとりがインタビュー中

今年は漉き初めの日が日曜日にあたってか、
あるいは雪もなく天気も良かったからか、
地元の方たちだけでなく、一般の来館者も多かった。
嬉しいのう。
5月にある岡太神社の祭りもそうじゃが、こういったイベントに参加すると、
越前の紙づくりのエッセンスのようなものが見えてくる。
越前和紙を体感する絶好の機会なんじゃ。

とは言え、和紙の里では年中越前和紙を伝えているぞ。
現在開催中の展覧会もそうじゃ。
こちらはまた次回に。
今年もよろしくお願い申す。

和紙の里の秋

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皆の衆、一気に寒くなったのう。
初雪の知らせが各地から届いて、ますます寒さを実感。
ここ越前では雪はまだだが、先日、カニ漁が解禁になった!!
黄色いタグが付いたカニに冬を感じるのは、
わしだけではないだろう。

とは言うものの、今がシーズンと言えば、紅葉!!
越前和紙の里も、木々の葉が色づいて、通りを美しく彩っている。

kouyou_1.jpg ←和紙の里通りの紅葉

毎日、掃いても掃いても落ちてくる葉に閉口するときもあるが、
やはり紅葉は美しい。
近くの山の木々も、ところどころ色を変えて、我々を楽しませてくれる。

kouyou_2.jpg ←山の木々も色づいて

木々が色づき、どんどん秋が深まって、そして冬になり、
本格的に雪が降り出す・・・。
そんな季節が目の前に迫っているが、
ふと気付くと、もう来年の春がそこに。

kouyou_3.jpg ←三椏の木だが・・・

何か分かるだろうか。
上の写真は、和紙の原料のひとつの三椏だが、
よく見ると、蜂の巣のようなつぼみがついておる。
このつぼみは、このままの状態で冬を越える。
そして翌年の春、黄色のかわいい花を咲かせるんじゃ。
茎の部分が弱々しくて、大丈夫なのか?と心配にもなるものの、
毎年、風の強さにも、雪の重さにもしっかり耐えて、花を咲かす。
我々も見習わねばならんのう(笑)。

花が咲くのは鬼が笑うほど先だが、楽しみになってきた!!
三椏は、紙の文化博物館と卯立の工芸館の玄関前で育っている。
皆もぜひチェックしておくれ。
もちろん、美しい紅葉も見逃せませんぞ!

和紙の里の夏

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皆の衆、夏バテは大丈夫か?
ここ越前も、ようやく梅雨が明けたようじゃ。
立秋も目前。
今週末が、正真正銘の夏と言えるかもしれない。

そんな夏真っ盛りの昨日、和紙の里では、
地元の夏祭りとともに、河濯(かわそ)さん祭りが行われた。

kawaso_1.jpg ←地元の方が七夕飾りを作ってくださる

河濯さんまつりとは、水に関わるお祭りじゃ。
水を必要とする紙漉きの里にふさわしい。
いつからか廃れてしまっていたが、数年に復活させた。

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↑和紙の里通りのせせらぎは、工事のため今年は水が無い・・・

kawaso_3.jpg
↑強い日差しを受け、飾り物もしおれそう

準備はお昼から進み、そして夕方に地元のまつりとともにスタート。

kawaso_4.jpg←市長のあいさつ

kawaso_5.jpg  kawaso_6.jpg
↑点灯式の後、灯ろうを浮かべる|和紙組合理事長が満面の笑み!

そして日が沈むにつれて、通りの雰囲気が変わっていく。

kawaso_7.jpg 
↑ロウソクと行灯のあかりが、道行く人を見守る

kawaso_9jpg.jpg ←思わずポーズ!

昨晩は蒸し暑くもなく、風が涼しく吹いて
祭りを楽しむにはとても良い夜じゃった。
祭りに来た者の数も、普段より多かったように感じた。
祭りも終わり、皆が帰るころ、近くの地区も祭りだったのか、
花火があがるのが見えた。
皆、花火の音に促されるように帰途についたようじゃった。
毎年みられる和紙の里の夏の風景。
続けていってほしいのう。

雪晒しの和紙の里

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皆の衆、今朝は冷えたのう。
積み上げた雪もガチガチに凍って、崩すのも一苦労。
でも来週は、そう寒くはなさそう。
雪も溶けていくことだろう。

しかし、この寒さは、景色を美しく変える。
今朝も、周囲の山々にもやがかかり、思わず見とれる。

kaji_1.jpg ←水墨画のよう|うっすら青空も

そして和紙の里通りを歩いていると・・・ん?
見慣れない光景が・・・。

kaji_2.jpg ←何やら雪の上に並べている

卯立の工芸館横の広場には、積もった雪がそのまま残っている。
今日は凍って、雪の上も歩いても大丈夫。
その上で、作業をしている3人。

kaji_3.jpg ←寒そう・・・

紙の原料となるカジの皮を、雪に晒している!
今朝は冷えた分、すっきり晴れて、日光もガンガン照射。
つまり、紫外線もガンガン照射。
雪ざらし日和と言ってもいいだろう。
これで、薬品を使わずに繊維を傷めることなく、白い紙を作ることができる。

実は先日から、カジの紙づくりにトライしているんじゃ。
カジは、楮によく似た原料。
昔は混同されていたらしいが、今ではほとんど使われることはない。

kaji_5.jpg  kaji_6.jpg
↑ カジの原木|それをお釜で蒸す!

kaji_7.jpg  kaji_8.jpg
↑ 黙々と皮を剥ぎ・・・|甘皮を残して、黒皮や芽の跡を削り取る

晒した皮が紙になるのは、まだまだ先。
楮とどこが異なってくるのか、いまから楽しみじゃ。

kaji_4.jpg 
↑ 雪が日光を反射して、晒し効果も倍増!!

皆も、白く美しい紙ができるよう祈っていておくれ。
できた紙は、またこのブログで紹介することにしよう。


管理人:わしだるま
和紙の里の自然や人々が
大好きな越前和紙の精。
和紙の里に生息し、
いろんな所に出没中。

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