織り姫に着せてあげたい羽衣をイメージした作品で、ひとつひとつの花や葉、羽根などの部材を和紙で丁寧に作り上げています。また、吹き流しをスパイラルで囲むように作られた造形物をバランスよく配しています。和紙の質感を活かした色彩計画を行っており、洗練された吹き流しに仕上がっています。
※その他、各受賞者の詳細については、下記「第10回七夕吹き流しコンテスト審査講評」をご覧ください。
<総評> 審査委員長:N-DESIGN代表 西山雅彦
越前利紙の良さを広く知ってもらい、普及啓発に資するため和紙索材を使った七夕吹き流しコンテストが開催され、今年は105点の力作が揃いました。
第10回を区切りとして今回で幕を下ろすこととなりましたが、創造力に満ちあふれた作品が多く寄せられました。
このコンテストは、越前和紙産地がダイレクトにユ ー ーとコミュニケ ー ションをとった取り組みで、全国の和紙産地として初めての取り組みであり、大変有意義なコンテストでした。
最後となる今回の応募作品は、まさに越前和紙を様々に加工して作り上げた作品にあふれ、見応えのあるコンテストとなりました。