和紙の里について

1500年の歴史を誇る越前和紙を様々な視点で見て触れて学ぶことが出来る、テーマ型施設「和紙の里」。

越前和紙の里がある今立地区は、全国に数ある和紙産地の中でも1500年という長い歴史と、最高の品質と技術を誇る、越前和紙の産地です。
その歴史と伝統を守り伝えるため、まちづくり事業の一環として作られたシンボルロード「和紙の里通り」の見どころや、越前和紙の特徴についてご紹介します。

施設について

和紙をテーマとした体験・回遊型施設。

エリア内にある三つの施設はそれぞれ和紙をテーマにしており、紙漉きを実際に体験できる「 パピルス館 」、越前和紙ができ上がる工程や職人技を見学できる「 卯立の工芸館 」、和紙に関する知識を学ぶ「 紙の文化博物館 」があり、様々な角度から和紙の魅力にふれることができます。
また、企画展や和紙のワークショップ・イベントも定期的に開催されています。
春には式例大祭に合わせた大きなイベントが連休に行われ、屋台やいろんな催しが行われています。

エリアと近隣の自然・観光スポット

里山の自然がおりなす、美しい通りの風景。

全長230mの通り沿いには伝統家屋や里山の自然に溢れた街路樹が立ち並び、特産品やお土産物屋などの店があります。石畳の遊歩道沿いにはベンチが設けられ、せせらぎに癒されます。
また、近隣には花筐公園など様々な自然・歴史的なゆかりの地があり、越前市今立地区を代表する観光エリアとしても親しまれています。

和紙産地「五箇地区」と紙の祭り

今も多くの紙漉きの家が並ぶ
五箇地区と紙祖神を祀る岡太神社・大瀧神社。
散策ルートにも。

和紙の里エリアには、紙祖神を祀った岡太神社・大瀧神社や、昔ながらの和紙産地の面影を残す五箇地区の古い町並みが徒歩圏内にあり、風情のある散策ルートとして楽しむことが出来ます。
また春の祭礼は「神と紙の祭り」とも呼ばれ、御神体をのせた神輿が五箇の街中を練り歩きます。

越前和紙の特徴について

一般的和紙から特殊紙まで多種多様を誇ります。

越前和紙は一般的な和紙から書画紙・特殊専門紙まで多種多様な和紙を扱っており、殆どの和紙がここで手に入ると言っても過言ではありません。
越前和紙の特徴と代表的な種類、原料や紙漉きの工程についてご紹介いたします。

伝統工芸士について

越前和紙の歴代の紙匠たち

ここ越前和紙産地では、人間国宝・重要無形文化財として九代岩野市兵衛が指定され、現在も活躍しています。