越前和紙で魅せる令和の浮世絵木版画
「浮世絵」ー江戸時代、民衆の間で大流行した風俗画です。
話題の歌舞伎役者や美人画、流行のファッション、美しい風景など、色鮮やかで大胆な構図の浮世絵は、人々の間で大変人気になりました。
また、大量に印刷できる安価な浮世絵木版画は現代の雑誌や写真のような役割であり、当時最大の娯楽でした。
このような浮世絵を企画・制作し、今でいうプロデューサーのような役割だったのが「版元」です。
今回の展示では現代も多くの人に愛される浮世絵木版画を作り続けている版元、株式会社版三の協力のもと、江戸時代に絶大な人気を誇った葛飾北斎や東洲斎写楽の復刻木版画から現代の様々なキャラクターコラボ浮世絵木版画まで幅広く展示を行います。
”令和の蔦屋重三郎”こと坂井英治氏プロデュースの伝統・技術を守りながら楽しくて新しい浮世絵木版画をお楽しみください。
◆株式会社 版三とは
浮世絵の伝統を守りつつ様々な作品をプロデュース・企画・制作する株式会社版三。
江戸時代の版元制度と同じく絵師・彫師・刷師の三位一体の協力体制で木版画を制作している。
世界に誇る浮世絵の基礎となる彫(ほり)・摺(すり)の技術を継承するため伝統を守りながらも、再び浮世絵が世界的名声を得るために新しい挑戦を続け、今までに見たことのないような作品制作を目指している。